あるお店を経営するAさんから
最近、お店の名前でGoogle検索しても、自分のお店のホームページが一位に表示されなくなってしまった。
こんな相談が寄せられました。
2年前にリニューアルしたそのお店のウェブサイトは、内部的なSEO対策はしっかり行い、モバイルフレンドリーに(=スマートフォンで最適化されるように)制作していました。公開してから、店長さん自らがこまめにブログ投稿していたそのサイトは、まもなく、店名検索でも、業種名+地名検索でも、1位表示されるようになり、数ヶ月間はその状態をキープしていたはずです。
ところが調べてみると、いつの間にか店名検索でも6位くらいまで落ち込んでいます。
お店のホームページを押しのけて上位表示されていたのは、複数のポータルサイトでした。
それらのポータルサイトに広告を出したわけではないのに、知らぬ間に情報掲載されていて、そちらの方が検索にヒットしてしまうようになったのです。
ホームページを持ってからのAさんのお店は、「ホームページを見て来ました」というお客様がほとんどだそう。検索結果に表示されるかどうかは、まさに死活問題です。
さて今回ご相談を受けて、行なった対策が2つあります。
1つ目は、ここ数ヶ月更新されていなかったブログを更新していただくようお願いしました。
(数日おきに、お店からのお知らせや旬の話題についてのブログ記事を投稿してもらいました。)
2つ目は、サイトにプラグインを設置して、ブログ更新をGoogleへ自動通知する仕組みをつけました。
その効果は・・・テキメンでした。
対策を行ってわずか2週間程で、「店名」での検索結果1位に、「地名+業種名」での検索結果1位に、返り咲いたのです。
今回のことで、Aさんは、「あらためて更新の重要性を認識しました。これからもブログ更新頑張ります!」とおっしゃっていました。
検索順位は、相対的なものなので、「これをすれば必ず1位になれる」と保証できることはありません。
でも、順位が下がってしまった時に、適切な分析をしてできることを洗い出し、一つ一つ対応していくことで改善できる可能性は十分にあります。
同時に、検索上位をキープしていても、競合サイトの頑張りや、進化し続けるGoogleの検索アルゴリズムの影響により、順位が下がってしまうこともありうるということです。
だから、常にメンテナンスをして育てていくことが大切なんですね。
つくづくWebサイトとは生き物だな、と実感する出来事でした。